映画を観ました。
「ひとよ」
しあわせな人にも、しあわせではない人にも、心に残る映画です。大きなストーリー転回があるわけでもなく、暗く地味な映画。
佐藤健主演、田中裕子を始め、主演級の俳優が脇を固めます。
その中の一人が、以前畑のGOCHISOでランチを食べて行きました。俳優さんのオーラもなく、たった独りでやって来て、何だかうらぶれた様子で、キャップを目深に被り、大混雑の店の中で食後も新聞を読んで長居していました。
お嫁さんが、俳優さんと気づき言葉を交わしたところ、大洗で撮影があったのでやって来たと話したそうです。
映画を見て、大洗の撮影がこのシーンだったのね。そう思うと、私たちもこの映画の一端に繋がっていたような気がして、何故かわからないけど涙ぐんでしまいました。
役者さんも、役の世界の非日常から普通の生活に復帰するには、ベテランと言えども努力が必要なのかもしれません。
私達のお店が、そんなことのお役に立てたのだとしたら、とてもとても嬉しいことです。
上っ面だけ観ると、sexバイオレンス等と勘違いされる方もいるかもしれませんが、誰の心にも残る作品です。もし、私たちも関われたのだとしたら、こんなに嬉しいことはありません。少々涙ぐみながら、寄り道なんか出来なくて、真っ直ぐお家に帰って来ました。