豚一殿

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江戸幕府第15代将軍徳川慶喜。

肉食が禁じられていた江戸時代、慶喜は豚肉が大好きだった。その頃禁じられていた豚肉を食べていた薩摩藩におねだり。京都藩邸の薩摩藩家老小松帯刀は、国許の大久保利通宛に、一橋公(徳川慶喜)が、豚肉を度々せがむので困ると書簡で愚痴をこぼしている。

政局の混沌とした江戸場内では、豚肉好きの一橋殿という意味で、慶喜は「豚一殿」というあだ名をつけられていた。

豚肉は、良質なタンパク質を含みビタミンB1を多く含んでいる。疲労を回復し、倦怠感を緩和する効能がある。

茨城県の豚の飼育数は全国8位。6%のシェアを持っている。1位は鹿児島県。ローズポークを始め、美明豚、つくば豚等のブランドを持ち、畑のGOCHISOで使っているのも美明豚だ。

畑のGOCHISOを開店するまえに、私達は主力メニューを求めてイタリアに行った。そこで仕入れたのは、パニーニとミラノカツレツ。

イタリアでは子牛の肉を叩くが、お店では豚肉を叩き、きめの細かいパン粉や小麦粉、卵を纏わせて作っている。何時も変わらぬ人気のミラノカツレツ。男性や子供にも人気です。

15代将軍という立場にいて、体に良い美味しいものを見抜いた豚一殿に因み、畑のGOCHISOも水戸から美味しいものを発信していきたい。